カテゴリー: 閑話休題

展示会で見つけた「カビナイバッグ」とは?

カビナイバッグ02先週金曜日(2015年7月10日)に東京ビックサイトに行き「国際文具・紙製品展(ISOT)」を見て回ってきました。ポリプロピレンと炭カルで作った合成紙や、紙を積層にしてカード類を挟めるおしゃれなグッズやファイリングで綴じ具を外さなくても抜き差しができるバインダーやら折り紙できる箸袋やら、紙にまつわる提案型の商品に満ち満ちておりました。個々の企業の持つ技術を応用したアイディアを商品にして、直に販売店に卸して販売を目論む中小企業がたくさんいて、それぞれよく考えられた面白い商品もたくさんあることを目の当たりにして、弊社のスマファイ も頑張らねば、と気を引き締めた次第でございます。
そんな展示会会場で見つけたのが、コレ、「カビナイバッグ」。なんと“カビが生えるのを防ぐ”チャック袋です。株式会社トップ堂という会社の持つ「カビナイコート」という技術を応用した商品だそうです。カビナイコートの特徴をウェブから拾うと「カビナイコートとは、これまでにない抗カビ性能をグラビア印刷にてパッケージに塗布した、全く新しい概念の印刷物です。また、人体に有害な添加物や溶剤を使用しておりませんので、あらゆるパッケージにお使いいただけます。」とのこと。
一般用途としては、カビが生えて困る食品やアクセサリー類の保管が例として上げられております。この高温多湿の日本では、特に革製品の保管で効果を発揮するでしょう。なにしろ袋内のカビの浮遊菌の細胞壁を破壊して、微生物を仮死状態にしてしまう効果があるというのですから、カビが生えるまえにこの袋で保管すれば、あとは使うまで入れたままにしておけば良いということになります。ホコリよけにもなりますね。面白い商品が出てきたものです。(ちなみに使用上の注意に「カビが既に付着している品物には効果がありません。」とあり。 f(^ ^))
ISOT会場にて、ブース前でこの商品を手に取りながら、そこはコンサバターの性でして、これを水濡れ資料の緊急避難のツールにできないか、と考えておりました。災害で紙資料が水害に遭ってしまったときに、とにかく濡れたままでも、カビが生え始める前にこの袋に入れてしまえば、本格的な救出の処置を取ったり、専門家に見てもらうまでの時間稼ぎができるのでは、と。
災害対策を考えなければならない公的な所蔵機関の方々、この機能をちょっと検証されてみてはいかがでしょう?ひとたび災害に巻き込まれ、資料たちが水濡れしてしまい、ああ、カビが生えてしまう、臭いもしてきた、でもなにもできない、そんな藁にもすがりたい状況になれば、こんなアイテムが、急場を救ってくれる救世主になるかもしれませんものね。

TRCCのウェブページをマイナーチェンジしました。

昨年からの懸案でしたTRCCのホームページのリフォーム。やっと公開にこぎつけました。
一見しまして、前のものと変わりませんが、HTML5の仕様に変更されております。画像を減らしまして、例えばナビなど、CSS3での指示による表現に変えちゃいました。少しでも軽く見て頂こうというのが目的です。
もうパソコンのディスプレイだけでウェブを見る時代ではなくなり、タブレットやスマホでご覧になる方も多くなりました。ちっちゃな画面でも内容が読みやすいように、ちょっとでもレスポンシブWebデザインというヤツに近づこうと、ヘロヘロになりながら、マークアップで一進一退の苦行を続けておりました。とりあえず形になり、アップできまして素直に喜んでおります。
さて、これでまずは基盤が整いましたので、これから、昨年取り組んで形にしてきました様々な私たちの取り組みをコンテンツにして、ウェブ公開を始めて行こうと思います。夏が過ぎてしまいますと、本業(?)の修復やスマファイ事業の実働が立て込んできますので、その前に、一つでも多くのコンテンツを見て頂けるように制作に励もうと思っております。
ちなみにウェブページの「アーカイブ」のコンテンツに、さぼっておりました安田のコラムを4本ほどプラスしております。一読頂けますとうれしいです。
また前回のブログで紹介しましたリーフキャスティングの動画も、ウェブページに表示させるようにしましたので、ブラウザによって制約はありますが、再生が楽になっております。mp4をWebMに変換できなかったので、FirefoxとOperaご愛用の方にはごめんなさいです。
たまにチェックしてもらいますと、コンテンツが増えているかも(!?)しれませんので、今後ともTRCCのホームページをどうぞよろしくお願いします。

新年の訪れと箱根駅伝

マス・コンサベーション(大量修復)の情報ブログのはずが、それ以外の外野の話ばかりとなっております。息の詰まる仕事の話を、知らず知らずのうちに遠ざけてしまっているような気がします。今年は、本道のお話を増やして行きたいと思います。(たぶん)

さて、舌の根も乾かないうちから、新年早々またもや外野の話です。σ(^_^;)
20140104-152013.jpg正月の三日のことですが、車で千葉から川崎に移動している途中、日本橋から大手町に抜けるルートを通りました。折しも、箱根駅伝のアンカーがゴールに近づく時間で、混むのは嫌なので道路の規制がかかる前に通過してしまおうと目論んでおりました。車窓から眺めると、ゴールの日本橋あたりは沿道に人がいっぱい。皆さん、熱心だなぁ、と感心しながら横を通り抜け、大手町から日比谷に向かうと、ここも人、人、人。大学の応援団がノボリを立て、鳴り物を鳴らして威勢良く、選手たちを応援しようと待ち構えております。

日比谷の交差点を右に曲がって、三宅坂方面に向かおうと右折レーンで信号待ちしておりますと、前方からパトカーに引き続きテレビ中継車がやってくるのが見えました。これはもしかして、とその後ろを見ると、白バイに先導されたランナーが見えてきました。

あらあら、これはトップを走る東洋大のアンカーではないか、と慌ててiPadで、横を走り抜けるランナーを撮影しました。

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ああ、沿道の皆さんは朝早くから寒空の下、頑張って場所をとり、陣取って、選手が来るのを今か今かと待っていたのだろうに、ひょいっと車で来て、信号待ちをしている呑気な私が、目と鼻の先でランナーを見ることができるとは、なんて申し訳ないことだ。と思いながら、これは新年早々縁起が良いぞ、とちょっと良い心持ちになって、皇居を後にしました

20140106-150433.jpgしかしまあ、箱根駅伝もすっかりメジャーになったものです。私が大学生のころは、テレビの中継も、ゴール前の一時間程度だったような気がしますし、好きな人(私も)は、ラジオの中継で順位を確認していた、という記憶があります。それが今では、朝からゴールまで、ずっとテレビの中継ですし(しかも視聴率20%超え)、この溢れんばかりの沿道の応援です。すごいものです。

出場した母校も健闘しましたが、あと数十メートルで次のランナーにたすきの中継というところで、繰り上げスタートとなってしまい、残念ながらたすきが途中で途絶えてしまいました。その様子は何度もテレビで流れていました。選手の気持ちを考えると、胸がつぶれる思いがしますが、それも箱根駅伝なのでしょう。また今年の秋には、予選会を勝ちあがって、リベンジしてくれるでしょう。

今年は、昨年からの取り組みを大きく飛躍させていく年となります。その結果は、きっと皆さんのお役に立つものと思います。形になり次第、このブログでも紹介していきたいと思います

秋の晴れ間の駅伝大会


20131201-132748.jpg20131201-132840.jpg20131201-132816.jpg20131201-132827.jpg今日、会社に行く途中、日向和田駅を降りると、奥多摩街道は交通規制がかかって、先導するパトカーのうしろから幾人ものランナーが、たったかたったかと軽快に走って行きました。

今日は「奥多摩渓谷駅伝競走大会」の日で、この大会は今年で75回目と言う、長い歴史があるものだそうです。 一般、大学生、高校生は6区間で44.8km(青梅市役所前←→奥多摩駅前折り返し)、女子は3区間で11.1km(御嶽駅前→青梅市役所前)。 マラソンと違って駅伝は短い区間でスピード重視。選手たちは横をあっという間に過ぎていきます。

秋も終わりですが、良く晴れ渡った奥多摩を快調に飛ばしていく選手たち。

いつもはのんびりした山間の空気も、この日ばかりは颯爽とした活気づいた空気に変わったように感じました。 どどっとランナーの数が多い、にぎやかな青梅マラソンとは、また違った雰囲気の競技会の風景でした。

東北の秋

夏以降の大忙しの日々に押されて、ちっともブログの更新をしておりませんでした。 月日の流れと速さはおそろしいもので、最後にブログを7月に更新してから気が付けば3ヵ月以上が過ぎておりました。自らの能力の無さのなせる技か、貧乏暇なし、を地でいっております。

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さて先週の週はじめに仙台に出張して参りました。目的は東日本大震災の被災資料についての発表のためでした。

 

ホントでしたら、前泊して、楽天イーグルス優勝で活気づく仙台の夜を楽しみたかったのですが、もろもろの事情で、新幹線で日帰りと相なりました。 朝、仙台駅に着きましたが、在来線への乗り換えに少し間がありましたので、仙台駅の改札を出て見ることにしました。駅から仙台のシンボル定禅寺通りの付け根の勾当台の県庁のあたりまで歩きまして、杜の都の秋を確かめて参りました。

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定禅寺通りのケヤキや、県庁の周りのイチョウも色づき、イチョウの並木道では地面に落ちてつぶれた銀杏の匂いが感じられました。通勤の人たちも足しげく街を闊歩しています。仙台の街を歩いていると、すっかり過去のように思える震災の被害ですが、ちょっと海側の周辺市町村に足を運べば仮設住宅があり、復興へ向けた足取りもまだまだ現在進行形であることを肌で感じることができます。

被災資料も一時避難の状態のまま、今後の修復や保全活動に向けてようやく動き始めている段階です。ビジネスの場とはなりますが、東北の誇る貴重な文化財や地域資料の保全に、弊社の技術やノウハウが少しでもお役に立てればと思っております。

リーフキャスティングされた資料の展示【東村山ふるさと歴史館にて】

hmrk_003東京は東村山市にある「東村山ふるさと歴史館」におきまして、リーフキャスティングの技法を使って昨年修復しました資料が公開されておりました。(過去形で申し訳ありません。展示は先月で終わっております。)
展示の最後の日に、私もちょっとお邪魔させて頂きました。

 

hmrk_004「讀む古文書―江戸時代の東村山の生活」【 会期/平成25年4月20日から6月30日】という企画での展示会でして、昔に書かれた文書をどう読めば昔の生活が見えてくるのか、江戸時代の東村山の様子を展示の中で体験してもらおうという内容でした。
そこで「古文書の活用」というコーナーの壁一面に、今回の修復の工程が紹介されていました。

昨年、修復を行っている途中に、館の担当者の方が来社されまして、仕上がりに向けた打ち合わせをするついでに作業風景を取材されていかれました。その際に撮影していかれた画像を活用して、パネルに仕上げて紹介して頂いておりました。わかりやすくまとめて頂いていて、こちらの説明を熱心に聞いてくださっていたんだな、と思いました。ありがたいことです。

古文書の活用に対して、市民の方にも広くご理解頂くとともに、活用して頂きたいという想いが詰まった展示でした。予算が少ない中でもやりくりして、アウトプットしていく担当者の努力には頭が下がる思いです。大事なお仕事ですね。

私が訪問した際には流れていませんでしたが、モニターではリーフキャスティング作業の風景も、動画で流れていたそうです。これも訪問された際に撮られていたものです。リーフキャスティングの作業風景はなかなか一般の方には見ることができませんので、これは結構、貴重な映像だったかもしれませんね。

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