うつろう四季の変化にも問題が!?

夏場を除けば、安心できるのでしょうか?そんなことはありません。日本は、夏場は高温多湿、冬は低温少湿。空気に含まれている水が、とても多い季節ととても少ない季節が順ぐりにやってきます。つまりじめっとしていたり、カラカラになったりしたりを繰り返すということです。実はこの気候の移り変わりがモノの寿命を縮めていきます。季節のうつろいに合わせて、まるで生き物が呼吸するように、紙は空気中の水分を吸ったり吐いたりして過ごしています。人間だってそうですが、呼吸が激しくなりすぎると疲れちゃうでしょう。紙だってそう。疲れちゃいます。紙も疲れると、硬くなったり、変色したり、綿のようにもさもさになってしまったり、まるで老化みたいな症状がでます。いちど老けてしまうと、若くよみがえることはできません。このように四季の移り変わりも長持ちさせるには大敵となるのです。
紙を疲れさせないためには、その取り囲む環境を、温度や湿度の変化の幅が、できるだけ小さくなるようにしてあげることです。これさえできれば、何もしないで放っておくよりも、モノはずっと長持ちします。

投稿者:

児島 聡

ボックスのデザイン、クライアントの御用聞き係。文系の私大出身だが、素人ながらCAD・DTP・webデザインをやる羽目になっている。外注に出さなくても、内部でアイディアをカタチにできるTRCCの職場環境は、意外と得難いものであると感じている。本職は紙資料の修復技術者。TRCCの取締-られ-役でもある。1967年4月生まれ。

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